2008年6月29日日曜日

社長失格


今週もう1冊の本を読みました。”社長失格”という本です、著者は、1997年に倒産した"ハイパーネット”の元代表取締役、板倉雄一郎氏。本自体は友達から随分前に借りていたのですが、なかなか開ける機会がなく、こんなタイミングになってしまいました。内容としては、1984年の氏のベンチャーの創業から1997年の倒産までの、詳細な記録というところだろうか。良いことも悪いことも、当事者にしか書けない大変ダイナミックな話が書かれています。20歳で友達と立ち上げたゲーム会社からはじまり、ダイヤルQ2サービス会社を経て、インターネットサービス会社を創業、その後日本だけでなくアメリカやアジアで事業を展開し、ニュービジネスの寵児ともてはやされた氏がわずか1年後には倒産・自己破産となる過程での様々なエピソードが書かれています。ベンチャー企業家の本音と実態が赤裸々に書かれていて、とても興味深かったです。将来起業したいと考えている自分にとっては、非常に考えさせられる内容でした。でもそれは著者がこの本を執筆した目的であり、その意味では大成功ではないかと思います。

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